[21]『キャッチボール ICHIRO meets you』 (イチロー, 糸井 重里/ぴあ) 2006/2/12 [読書]
本書の中で一番印象的だった言葉が、
『良い状態の時も、悪い状態の時も、周りは過剰に反応する。』
という言葉。(正確じゃないかもしれないけど・・・。)
イチローは、更にここから転じて、『どんな時でも平常心を保っていられる』ことこそが、『強さ』だと語っている。人間の弱さというのは、まさしくそこだと思う。人間は、落ち込む時も、自信過剰な時も、"周囲の声"で自分を過小、あるいは過剰に評価したり、あるいは自分で勝手に"周囲と比較"して、自分の実力を判断してしまうのだろう。
それに左右されないというのは、並大抵の精神力では太刀打ちできないし、逆に左右されてしまった方が楽な時もある。でも、それを乗り越える努力を怠ってしまっては、成長が止まってしまう。イチローは、この言葉を通じてそういうコトを言いたいのだと思った。
自分の実力が今どこにあるのかを見失わず、自分が目指したゴールに突き進むのは、至難の業ということである。
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